近年は予測のつかない記録的短時間の大雪が珍しくなくなりました。
札幌及びその近郊でも1度に数十センチの積雪を記録することが非常に増えています。
この大雪と並行して車の脱輪トラブルも増加します。
今回は、ご自身でもできる脱輪の回避方法についてご紹介致します。
1 他車による牽引
牽引ロープはホームセンターやカー用品店で数千円程度で購入できます。↓

そんなに大きいものではないので、通年で積み込んでおられる方も多く見受けられます。
そして、この牽引ロープは持っているけれど、どこに接続したらよいのかわからないという方が非常に多く感じます。
あらぬ場所に接続してしまうと、車両の破損やケガなどの事故になる可能性もございます。
車両の取扱説明書に必ず牽引ロープの接続箇所が記載されていますのであらかじめ確認しておくと良いかもしれません。
一例です(牽引フック脱着タイプ)↓

牽引フック固定タイプ↓

牽引フック脱着タイプはカバーを取るとこんな感じで穴が開いています。↓

牽引フックを取り付けた状態です。↓

牽引される側及びする側の牽引フックを確認して、牽引ロープをお互いの車両にしっかり接続します。↓

お互いの車両の運転席に乗り込んで、牽引を開始します。
運転席の窓は全開にして合図などが聞こえるようにした方が良いでしょう。
牽引ロープが切れた際に2次被害を防止するうえで、車両の間には人がいないことを確認します。
クラクションを利用して、牽引開始(牽引する側)、牽引終了(牽引される側)の合図をしてください。
最初は牽引される側はシフトをN(ニュートラル)にして牽引する側のけん引力に動きを任せます。
脱輪を回避できたらブレーキを踏んでP(パーキング)にして牽引ロープを外します。
この方法で回避できない場合は、牽引される側も状況に応じて前後進が必要です。
2 スノーヘルパーによる脱出
スノーヘルパーは金属製、プラスチック製、ゴム製などがあり、これもホームセンターやカー用品店などで購入できます。

中程度の脱輪には車両周辺の雪かきをせずに脱輪を回避できる場合もあります。
可能な限り、車両周辺や車体底部の雪は取り除いた方が良いでしょう。
スノーヘルパーは通常、2枚1組です。

前輪側又は後輪側のどちらかで使用します。
4WD車の場合はどこに使えばよいのか迷うところです。
基本的には完全にタイヤが宙に浮いていない側が望ましいです。
少しでも雪面にグリップしそうな方から始めます。
そちら側でダメであれば別な側で試します。
設置は進行方向側に設置します。

なるべく平坦な位置が望ましいと思います。↓

これも牽引ロープ同様、タイヤの回転で思わぬ方向に飛んでゆくことがあるため、付近に人がいるときは離れてもらってから開始してください。
以上の方法を試しても回避できない場合は、レッカー車によるレッカー作業となります。
混雑時は大変長い時間お待たせする場合もございます。
弊社では可能な限り大型4WD車、大型ホイールローダー等も駆使して対応できるよう態勢を整えております。
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