本日は屋外の灯油配管からの灯油漏れによる水道管の交換工事についてご紹介致します。
築22年の戸建てで水道水から異臭(石油臭)がするとのご相談です。
早速お伺いし調査致しました。
両隣の水道からは全く異臭などは無いようですのでここだけの問題のようです。
水道水からは確かに油のような強い異臭がしました。
まずは外構からの調査です。
水道管が埋設されている外回りから灯油臭がしていました。
灯油配管を辿って土中に埋設されている部分を掘削して石油漏れが無いか調査しました。
灯油タンクの下は強度の灯油臭がしてました。
堀り続けているとていると灯油配管のつなぎ目から灯油漏れを発見しました。
ここから少量ずつ漏れ出し土中に広がっていたものと思われます。
この真下には水道管が埋設されていました。
通常使用する水道用のポリエチレン管は灯油などに対する耐性は持ち合わせていません。
すなわち、灯油などが付着すると徐々に浸透し水道水に混ざることがあります。
ひどい場合にはポリエチレン管を変質させ漏水の原因になることもあります。
このような状態になると土が自然に回復することは難しくなります。
問題の灯油配管の交換、水道管の交換、埋設経路の土の交換が必須となります。
翌日から工事に入りました。
まずは全ての灯油配管の交換です。
汚染された土も全て入れ替えます。
汚染された水道管を掘り出します。
ある程度広範囲に汚染された土は交換しますが、念のために灯油やガソリンなどの有機溶剤の侵入を防ぐことのできるポリエチレン管を使用します。
黒い管が既設のポリエチレン管で水色の管が浸透防止のポリエチレン管です。
建物内の配管は床下部分も含めて全て交換します。
玉砂利なども全て交換しました。
原因は落雪の要因が大きかったようでした。
外回りで以前から灯油の匂いがしていたそうです。
灯油タンクの周りも含めて灯油のにおいがすることは異常です。
大事に至る前に異臭などの異変を感じたときは健康被害の防止の意味でも灯油配送会社などに灯油漏れが無いか確認をご依頼することをお勧め致します。
弊社でも調査することは可能ですのでお気軽にご相談ください。
札幌市水道局指定工事店の アーヴァンコーポレーションではあるゆる水道設備などの修理をお受けしております。
お気軽に弊社ホームページ内の お問い合わせフォームにてご相談下さい。