本日は築26年の飲食店雑居ビルに取り付けられています、水抜き栓の交換についてご紹介致します。
テナントビル管理会社様から、「水道局から漏水の指摘があったので直して欲しい」とのご依頼です。
早速お伺いし調査します。
一階のテナント奥に水抜栓用パイプスペース(PS)があります。
内部にある水抜栓のピストンを交換し漏水が止まるか確認しましたが全く変化がありません。
調査の結果、水抜栓本体及び冷間継手からの漏水の可能性が高いことが判明しました。
2年前にも別なテナントでも同じような水抜栓交換工事をしたことがあるようでした。
悪いことに、水抜栓が設置されている場所はすべてコンクリートで覆われています。
コンクリートの厚さは約20センチありますので、専用の機械でコンクリートを破砕します。
まずはしっかりと周りを養生します。
機械の搬入はスペースが狭い為、困難を極めました。
第1の難所の玄関は 両側の壁との隙間は1センチにも満たないほどです。
店内を無事に通過しましたが第2の難所が小上がり部分です。
造作部分に無理がかからぬよう踏み台を使用し小上がり部分を通過します。
作業場所に到着しましたので早速、機械ににブレーカーと呼ばれるハツリ専用の油圧装置を取り付けてコンクリートを破砕します。
粉塵が発生するので送風機で排気しながら行います。
細かいところはハンドブレーカーで行います。
コンクリート層の次は土が出てきます。
この先はすべて人手で行います。
こには水道管のほかに、ガス管、排水管も埋設されているため、損傷しないよう細心の注意を図りながら行います。
問題となっていた水抜栓が見えてきました。
こちらが漏水していた水抜栓の先端です。
問題の水抜栓は右側ですが、将来的なことを考慮して2本共に交換しました。
水抜栓上部に新しい電動水抜栓の駆動部を取り付けます。
コンクリートを破砕した部分をに生コンクリートを流し込み、翌日に内装復旧工事、店内清掃をして終了です。
水道料金の過大請求分は札幌市水道局に対し、漏水修繕報告書を提出しましたので修正した料金となりました。
アーヴァンコーポレーションでは全メーカの水抜栓交換をお受けしております。
お気軽に弊社ホームページ内のお問い合わせフォームにてご相談下さい。