少しずつ春らしい天候になり始めましたが、本日は2月に行いました水道管の凍結修理についてご紹介致します。
水道管は気温が-4℃以下になる場合に発生しやすくなると言われております。
昼夜問わず、気温が-4℃以下になる場合は注意が必要です。
千歳の新築マンションにお住まいの方から、「夜までは普通に水道が使えたのに今朝から水が全くでなくなった」とのご相談です。
使用されている給水管は銅管とポリブデン管でした。
銅管は電気解氷という比較的簡単な方法で解氷が可能です。
しかし、ポリブデン管やポリエチレン管(架橋ポリエチレン管)は電気を通さない材質のため全て蒸気などの直接熱での解氷となります。
まずはパイプスペースから屋内までの銅管部分を電気解氷します。
この後は全て天井裏に配管されているため、天井の点検口などから作業します。
非常に狭いスペースなのでかなり困難な作業となります。
まずは給水管を切断します。
切断した両側のパイプに高温のスチーム(蒸気)が出るパイプを挿入して解凍して行きます。
この作業だけで1時間から2時間はかかります。
解氷が終了したら専用の継手で管をつなぎます。
最近の新築住宅(戸建て・アパート・マンション)はポリブデン管やポリエチレン管(架橋ポリエチレン管)を使用する物件が増えています。
工事をする側にとっても非常にやり易い給水管で人気のある材料ではあります。
しかし、凍結させた場合は自力での解氷はほぼ不可能です。
また、知識の無い方が直火などで解氷しようとしてぼや騒ぎになる例もあります。
今一度、お住まいの給水管の管種をお調べになりそれに応じた予防策などをお考えになることをお勧め致します。
アーヴァンコーポレーションでは水道管・排水管・ダクトの解氷作業もお受けしております。
お気軽にご相談ください。